当院の根管治療について②

(この記事は前回の続きとなります)

当院では自由診療での根管充填剤にMTAという薬剤を単体使用または専用の樹脂と併用しております。

MTA(mineral trioxide aggregate)は、1993年にアメリカで開発された歯科用のセメントです。

海外では色々な使用方法が認められていますが、日本では2007年に一部の処置に限り使用が認可されました。

日本では根管充填に使用することは認可されていません。

(一部製品には成分として配合されているものがありますが純粋なMTAを使用した場合と同等の効果は得にくいと考えています)

根管内に使用する場合には、歯科医師の責任の下自由診療で使用することになります。

当院でこの薬剤を使用する理由は主に3つの効果があると言われているからです

1:高い殺菌性

2:薬剤が硬化時に膨張することでより緊密に封鎖ができる

3:炎症で溶けてしまった骨の治癒を促す効果がある

従来ではこれらの条件全てを高度に満たす材料は存在しませんでした。

このため従来(保険適応)の根管充填用の薬剤と比較して再発リスクを抑えることができると言われています。

治療をせざるを得なくなってしまった場合に、その歯を長く残していきたい、また治療をしたくないという気持ちを多くの方が抱くと思います。

その思いは我々も同じです。

そのためにまずは、今私が一番良いと思っているものも知って頂きお勧めしております。

「家族にも勧める治療を患者さんにも勧める」

それが私にとって大切な基準です。

以前妹の根管治療をしましたが、この薬剤を使用しました。

歯のお痛みでお悩みの方

根管治療が必要だと言われたけど不安がある

そう言った方、まずはお話を聞かせてください

お電話、当院当てメール、いつでもご連絡お待ちしております

院長 清水勇策

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