審美歯科とは?治療内容や費用目安、保険適用となるケースとは

こんにちは。横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」です。

審美歯科治療を受ける前後の歯

審美歯科は、見た目の美しさを整えることに重点を置いた歯科分野です。一般の歯科治療では、虫歯や歯周病を治して健康な歯を保つことが主な目的です。

一方、審美歯科では、歯の色や形、歯並びを改善して見た目を整えることを目的としています。どのような施術を行うのか、どれくらいの費用がかかるのか、気になる方は多いのではないでしょうか。

今回は、審美歯科とは何かを解説し、審美歯科の種類や費用の目安、受診時の注意点などをご紹介します。

審美歯科とは

審美歯科イメージ

通常の歯科治療は、健康維持や機能回復を目的としています。虫歯や歯周病などのトラブルを治療し、口内の健康を保ちます。

審美歯科は、見た目に焦点を当て、歯の色や形、歯並びなどを患者様の理想に近づける治療です。美しい口元を手に入れることで、自信を持って話したり笑ったりする機会が増え、生活の質も向上すると考えられています。

審美歯科の治療にはなにがある?

ホワイトニングをしている患者

審美歯科では、見た目や機能性を向上させるためのさまざまな治療が提供されています。以下に、代表的な治療について詳しく解説します。

ホワイトニング

ホワイトニングは、歯の色を白くする治療法です。主に3つの種類があるため、それぞれの特徴を確認しましょう。

オフィスホワイトニング

歯科医院で行うホワイトニング方法で、専門の器具と薬剤を使って短時間で歯を白くします。歯科医院での施術なので、効果が得られやすく、即効性があります。

ただし、効果の持続期間は数か月程度と、持続性は高くありません。

ホームホワイトニング

歯科医院で作成した専用のマウスピースと、低濃度の薬剤を用いて自宅でホワイトニングを実施する方法です。時間をかけて少しずつ歯を白くしていくため、長期間にわたって白さが続きやすいです。

患者様が扱える濃度の薬剤を使用するため即効性はありませんが、持続性が高いホワイトニング方法です。

デュアルホワイトニング

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを組み合わせた方法です。即効性と持続性の両方を兼ね備えています。

歯列矯正

歯列矯正は、歯並びや噛み合わせを改善する治療です。見た目の美しさを向上させられるだけでなく、歯磨きがしやすくなるので口腔内の健康も保ちやすくなります。

成人の矯正方法としては、ワイヤー矯正とマウスピース矯正が一般的です。

ワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯にブラケットと呼ばれる装置をつけ、ワイヤーで理想的な位置に歯を動かす方法です。多くの症例に対応できますが、装置が目立ちやすいのが欠点です。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、透明なマウスピースを用いて歯を少しずつ動かす方法です。装置が目立ちにくく、取り外しができるため食事や歯磨きを普段どおりに行えます。

セラミック治療

白く自然な見た目を持つ素材を用いた治療です。虫歯や事故などで欠損した歯の補修のために使用されることが多いです。歯を削ってセラミック製のクラウンを被せるなど、見た目を改善するための手法も存在します。

素材によって特徴が異なるため、表にまとめました。

<セラミック素材ごとの特徴>

素材 特徴
オールセラミック
  • すべてがセラミック素材でできている
  • 透明感があり、天然歯に非常に近い見た目を再現可能
ジルコニア
  • 人工ダイヤモンドと呼ばれるほど強度が高い
  • 奥歯にも使用可能
ハイブリッドセラミック
  • セラミックとプラスチックを混合した素材
  • 費用を抑えられる
メタルボンド
  • 金属フレームにセラミックを焼き付けた素材
  • 耐久性が高い

ラミネートベニア

歯の表面を薄く削り、セラミックのシェルを貼り付けて見た目を改善する治療です。短期間で自然な白さと美しい歯並びを実現できます。

ガムピーリング

歯茎の黒ずみを除去する治療です。特殊な薬剤を塗布することで歯茎の表層が剥がれ、再生を促して歯茎の色を改善します。レーザーを用いることもあります。

加齢や紫外線などの影響で、歯茎の色は徐々に変化していきます。健康的なピンク色にすれば、口元が明るくなって印象が良くなるでしょう。

審美歯科の治療ごとの費用目安

審美歯科の治療ごとの費用目安イメージ

審美歯科における治療費用は、治療方法、使用する素材、設備の充実度により異なります。治療の種類や目的に応じて、必要な技術や材料が異なるため費用に幅が生じます。

以下では、代表的な治療別の費用相場を詳しく紹介します。

  • オフィスホワイトニング:3〜7万円
  • ホームホワイトニング:2〜5万円
  • デュアルホワイトニング:5〜8万円
  • ワイヤー矯正:60万〜100万円
  • マウスピース矯正:100万〜150万円
  • セラミック治療:4〜18万円
  • ラミネートベニア:7〜18万円
  • ガムピーリング:5,000円〜1万5,000円

審美歯科治療は、基本的に保険適用外の自由診療です。機能の改善ではなく、見た目を美しくすることが目的と判断されるためです。

自由診療なので歯科医院によって費用は異なります。そのため、実際の費用は治療を受ける歯科医院で確認する必要があるでしょう。

審美歯科には保険が適用される?

健康保険のイメージ

上述したとおり、審美歯科は基本的に自由診療です。

しかし、歯の機能の回復を目的とする場合は保険が適用される可能性があります。例えば、矯正治療には保険が適用される可能性があります。噛み合わせの治療が必要だと判断された場合や、顎変形症などで外科手術を行う前後の矯正治療には、保険が適用されることがあります。

保険が適用されるかどうかご自身で判断するのは困難なので、歯科医師に相談してみましょう。

審美歯科を受診するときの注意点

審美歯科を受診するときの注意点イメージ

審美歯科を検討する際は、治療内容や費用について十分に理解しておくことが重要です。審美歯科を受ける際の注意点を詳しく解説します。

カウンセリングをしっかり受ける

審美歯科の治療は種類が多くあり、治療費も高額になる場合が少なくありません。そのため、治療を開始する前に丁寧なカウンセリングを受けましょう。

ご自身の希望を明確にする

審美歯科にはさまざまな治療法があり、それぞれ目的や効果が異なります。そのため、まずは自分が何を改善したいのか、どんな結果を求めているのかを明確にしましょう。

歯の色を白くしたいのか、歯並びを整えたいのか、患者さまの希望によって選択する治療法が変わります。具体的なゴールを設定して歯科医師と共有すれば、ご自身の理想を叶えられる可能性が高まるでしょう。

メリットとデメリットを理解する

審美歯科治療には、見た目が向上し、口元への自信が高まるといった利点がありますが、デメリットも存在します。費用が高くなったり、素材によっては色が変化したり耐久性が低下したりするリスクもあります。

また、一部の治療では健康な歯を削る必要があります。削った歯は二度と元に戻りません。治療を選択する前に、こうしたリスクを理解して治療方法を慎重に選ぶことが重要です。

治療後のケアを理解する

審美歯科の治療は、一度施術を受けたら終わりではないことが多いです。特に、ホワイトニングの場合、効果を維持するためのメンテナンスが必要です。

他の治療法でも、長く綺麗な生活習慣の見直しが必要です。例えば、ホワイトニング後は着色しやすい飲食物を控えたほうが白さを維持できます。

リスクや限界を理解する

審美歯科の治療には、メリットだけでなくリスクや限界もあります。例えば、ラミネートベニアでは歯を削るため、元の状態には戻せません。また、矯正治療では治療期間が長くなることもあります。

事前にリスクをしっかり理解した上で、治療に臨むことが大切です。

まとめ

審美歯科治療によって歯が白くなった女性

審美歯科は、歯や口元の見た目を美しくすることに特化した診療科目です。ホワイトニングやセラミック治療、矯正治療などが代表的です。美しい口元を得ることで、患者さまは自信を持って笑顔を見せられるようになるでしょう。

ただし、自由診療であることから費用が高額になるケースも少なくありません。治療内容や費用について事前に十分なカウンセリングを受けることで、適切な方法を選びましょう。

審美歯科を検討されている方は、横浜市神奈川区「横浜駅」きた西口より徒歩5分にある歯医者「横浜駅きた西口歯科」にお気軽にご相談ください。

当院では、予防歯科や虫歯・歯周病治療、根管治療やインプラント治療などさまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWeb予約もお受けしておりますので、ぜひご覧ください。

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